看護学生が苦手な解剖生理!7話:血液の豆知識
看護学生が苦手な解剖生理
7話:血液の豆知識
造血
多能性幹細胞がサイトカインのインターロイキンの影響で
骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化する
骨髄系幹細胞
赤血球を産生する造血因子
エリスロポエチン(EPO)
白血球を産生する造血因子
コロニー刺激因子(CSF)
血小板を産生する造血因子
トロンポポエチン(TPO)
インターロイキン(IL)
血の凝固システム
出血をしたら血小板や数種類ある血液を固める凝固因子で
フィブリン(線維素)で固まりをつくり血を固めて止血している
フィブリンが網目状になって血球を固めた凝塊を血餅(けっぺい)という
もし間違って血管の中を全て固めてしまったり
止血した後に血栓を解かすために、蛋白質分解酵素の1つである
プラスミンの作用によって血栓を溶かす事を線溶という。
通常時に血管の中が血小板があっても固まらないのは
毛細血管から分泌されているプロスタサイクリンの作用によるためである
プロスタサイクリンは、血管を拡張する抗血栓作用がある
血友病
血友病は、凝固活性の先天的欠乏による出血性疾患である。
第Ⅷ因子欠乏
血友病A
第Ⅸ因子欠乏
血友病B
血友病の割合
血友病A:血友病B=5:1
血友病は、伴性劣性遺伝で通常は、男性のみに発症する疾患である。
凝固検査
プロトロンビン時間(PT)
プロトロンビン時間(PT)とは、出血があってから肝臓で
プロトロンビンがつくられる時間の事である。
活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT時間)
血液が固まるまでの時間を計る検査であり
血友病のスクリーニングとして重要な検査である。
播種性血管内凝固症候群(DIC)
何らかの原因で凝固系・血小板が活性化され、
全身の細かい血管に血栓が生じ末梢の循環不全をきたし出血傾向になり
多臓器障害をきたす。
播種性血管内凝固症候群(DIC)を起こしやすい基礎疾患としては
急性前骨髄球性白血病、悪性腫瘍の末期、敗血症、などが多い
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解剖生理学とは?
看護師にとって解剖生理は必要なのか?
私は、看護師になって患者さんのために頑張る!
と言っても患者さんとしっかり向き合い
援助をするためには基本である解剖生理をしっかり
把握しておかなければ根拠を持って援助が出来ません。
多くの看護学生から解剖生理が苦手・・・という事を良く聞きます。
解剖生理は覚える事は多いし、覚えられないと
投げ出したくなる事もありますが
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看護師は根拠が必要!!
※玉先生のアニメ動画は許可を頂いて掲載しています!
とってもわかりやすい動画を作ってくれた玉先生に
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看護学生が苦手とする解剖生理とは?
1.細胞
2.皮膚と膜
3.血液
6話:血液の成分
7話:血液の豆知識
4.循環系
8話:心臓のしくみ
9話:血管丸暗記大作戦
10話:静脈と胎児循環
11話:リンパ系
5.呼吸器系
12話:上気道
13話:下気道
14話:呼吸のポイント
15話:呼吸の調節
6.消化器系
16話:食べるシステム+ダイエット
17話:消化器
18話:肝臓胆嚢膵臓
19話:3大栄養素
7.泌尿器系
8.内分泌系
22話:内分泌(脳みそ)
23話:内分泌(甲状腺と膵臓)
24話:内分泌(副腎とその他)
9.生殖器系
25話:生殖器(男性編)
26話:生殖器(女性編)
27話:出産
10.骨格系
28話:骨格の基本
29話:骨格(脳と背骨)
30話:骨格(胸と手足)
31話:関節
11.筋系
12.神経系
34話:神経のしくみ
35話:中枢神経
36話:末梢と自律神経
37話:さあかであんリズム
13.感覚器系
38話:感覚器・視覚
39話:感覚器・聴覚
40話:JCS
41話:感覚器・その他
14.免疫系
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